塗るから貼るへ! なぜ床にフィルムを貼るのか?part2

2.塗装のデメリットを補う貼れルーヤフィルムの効果・特性

今まで工場・倉庫の床のメンテナンスは塗装という選択肢ほぼ一択でしたが、
最近では「貼る」という方法も検討されています。
貼れルーヤフィルムはPET樹脂基材の固くて丈夫なフィルムです。表面に超耐久コート層を、
裏面に再剥離粘着層を施し様々な高機能を付加した特殊なフィルムです。
貼れルーヤフィルムは、塗装のメリットである部分を効果的に活かしつつ、
デメリットを解消できる商品なのでしょうか?
その特性と効果を検証していきたいと思います。

2-1 防汚性について

フィルム表面に特殊コーティングを施してありますので耐防汚性に優れています。
油性のマジックや毛染液の汚れも簡単に拭きとれます。
フィルムはPET樹脂基材のなので、油が染み込むことなく油染みが出来ることもありません。

2-2 耐摩耗性について

フィルム表面のハードコート層により、高い耐摩耗性を保持しております。
各種試験結果においても、傷の付きにくさが証明されております。
またPET樹脂基材ですので、固く丈夫なため破断しにくくなっています。

2-3 耐薬品性について

塩酸・フッ化水素酸・硫酸・水酸化ナトリウム等、酸やアルカリ薬品類に強いです。
またMEKやアセトンなどのケトン類、エタノールやメタノール等のアルコールに対しても
耐久性があります。

2-4 防滑性について

CSR滑り抵抗値の試験データにおいても、ドライ・ウェット両方の環境で
「快適性」「安全性」の適正値を保持しております。

2-5 その他の特性に関して

その他貼れルーヤフィルムが持つ特性では、
熱に強い「不燃性」、「抗菌性」「防カビ性」などがあります。
貼れルーヤフィルムには様々な特性があり、いろいろな環境に対応、使用することが出来ます。

2-6 工事と養生時間に関して

工事には特別な資格や技術または道具等は必要ありません。
貼れルーヤフィルムはすべてシール状になっておりますので、裏側の離型紙を剥がして
貼るだけの簡単な仕様になっております。フィルム自体が固いので、車のウィンドウフィルムの
ように皺がよったりしにくく施工も容易です。
また貼り付け後すぐに使用出来ますので、養生時間は不要です。
24時間稼働の工場や倉庫など、養生時間や取れない場所での使用が可能です。

2-7 メンテナンスに関して

超耐久コート層を有したフィルムですが、使用状況によっては破れやめくれが発生する場合が
あります。その場合は当該箇所のフィルムだけをカッターナイフ等で切り取り、剥がしてください。
剥がした箇所より少し大きめのフィルムを上から貼り付けるだけでメンテナンスは完了です。
100μグロスフィルムの場合、フィルムの厚みは0.1mmほどですので段差も気になりません。
メンテナンス箇所は養生時間も必要ないのですぐ使用することが可能です。お昼休みなどの
休憩中や終業後の時間に簡単に補修することが出来ます。塗装のように土日の休日や長期休暇の間に
メンテナンスしなければならないということはありません。

part3へ続く

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