塗るから貼るへ! なぜ床にフィルムを貼るのか?part3

3.「貼れルーヤフィルム」はどんな床に貼れるのか?

3-1 相性の良い塗装の種類

エポキシ樹脂系塗料、硬質ウレタン樹脂塗料など床面との密着性の高い塗装がおすすめです。
通常のペンキやアクリル樹脂系塗料の上にフィルムを貼ると、フィルムの上から衝撃を与えた場合
塗膜がコンクリート等の床面から剥がれ、フィルムの浮きの原因となる場合がございます。
また塗装が完全乾燥する前にフィルムを貼り付けると、塗料内の溶剤(水・シンナーなど)の蒸発により
フィルムが浮き上がってしまいますので、硬化剤を使用する二液性の塗料の方が乾燥時間も短く
相性が良いと言えます。

3-2 コンクリートの上に直接貼れるのか?

何の塗装もされていないコンクリートの床に直接貼ることは出来ません。
施工したすぐには貼り付いても、後日剥がれ、捲れの原因となります。
ただしコンクリートの床面にクリアの防塵塗装が施工してある場合は貼ることが
出来る可能性があります。
(クリアの防塵塗装は一見するとコンクリートの打放しのように見えるため)
その場合はサンプルフィルムにてテスト運用をしていただくことをおすすめしております。

3-3 カラークリートの上に貼れるのか?

カラークリートはコンクリート打設時に材料を散布し、コンクリート自体に色をつける床材で
工場や倉庫の床ではよく見かける定番商品です。しかしながらカラークリートも長年使用していると
色褪せはありませんが、油が染み込んだり汚れが目立ち取れにくくなります。
貼れルーヤフィルムはカラークリートの上にもメンテナンス・修繕用として使用することが可能です。
ただしカラークリートの中には防滑仕上げと言って砂等の防滑用骨材が
散布されている場合があります。
(手でさわるとざらざらした状態のもの)その場合はフィルムを施工することは出来ません。
※防滑仕上げ用、凹凸面対応の別の商品はございます。

 

4.過去の導入実績について

貼れルーヤフィルムは、高炉がある製鉄メーカーからお菓子を製造している食品メーカーまで
様々な企業様に導入いただいております。自動車メーカー様や工作機械製造メーカー様からは
オイルミスト等油対策として、電気・電子部品メーカー様からは帯電防止対策として、
塗料メーカー様からは塗料の汚れ防止対策として、化学製品メーカー様からは耐薬品対策として、
食品メーカー様からは耐防汚・清掃対策としてご使用いただいております。
使用方法も、歩行帯として、機械周りの養生、AGVラインの保護、床全面の保全用にと
様々なケースにてご利用いただいております。

 

5.まとめ

貼れルーヤフィルムは、一枚のフィルムに代表的な塗料が持つメリットを併せ持ち
他の高機能な特性も有しております。また塗装のデメリットの部分もクリアし、
容易な施工性と高いメンテナンス性をもった新発想の超耐久フィルムです。
すべての状況において万能とは言えませんが、工場や倉庫の床メンテナンスにおいて
塗装以外の選択肢として検討してみることも良いと思います。

 

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